【県内初摘発】空自基地上空をドローン無許可飛行か…風景撮影中「重要施設と知らず」60代男性を書類送検(静岡)
飛行が禁止されている自衛隊基地上空で、許可なくドローンを飛行させたとして、静岡・富士市の60代の会社役員の男性が書類送検されました。 小型無人機等飛行禁止法違反の疑いで10月16日付で書類送検されたのは、富士市に住む62歳の会社役員の男性です。警察の調べによりますと、この男性は、2024年7月31日午前6時ごろ、御前崎市内の上空に小型ドローンを飛行させ、風景を撮影していたところ、重要施設として法律で小型無人機などの飛行が禁止されている航空自衛隊御前崎分屯基地上空の飛行禁止エリアに侵入した疑いがもたれています。 基地内の隊員がドローンを発見し、警察に通報したことで発覚。警察はドローンの映像から製造番号を割り出し、持ち主の62歳の男性を特定しました。警察の調べに対し男性は、周辺に重要施設があったとは知らず、誤って上空を飛行させてしまったなどと話しているということです。 警察では、重要施設上空へのドローン侵入などの対策として、対象施設の管理者側と連携して警備を強化していますが、小型無人機等飛行禁止法の疑いで書類送検されるのは、県内では初めてということです。