40代になって増えてきたほくろ…美容医療初心者が【ほくろ取り】体験!結果は?|STORY
ふと気づくと増えているほくろ。年を重ねるにつれ、目立ち始めた気も。美容クリニックでも、当日施術OKで施術時間も短いため人気と耳にするのがほくろ取り。そこで、はじめての美容医療はほくろ取りに決定!実際の施術の様子から、ビフォーアフターまでSTORYライター宮寺による体験レポをお届けします。
今回ほくろ取りをするのは…
■ライター 宮寺佳愛(43) 目立つシミはなく、ニキビ肌でもないと思っていたところ、子どもから、「ママのほっぺブツブツがいっぱいあるの何で?1.2.3.4…」「数えないで」(笑)と、ほくろのことを言っているとビックリ。気になりだしたら、取りたい気持ちが沸々。美容医療は初心者。
ほくろってどうやって取るの?施術方法はどう決める?
【(1)そもそもほくろとは?シミとの違いは?加齢で増えるものですか?】 シミとの違いは結構難しい場合もありますが、一般的にシミに関しては薄く茶色っぽいもの、ほくろは黒っぽいですね。組織学的に違いがあって、メラノサイトという色素細胞を作っている細胞から出てくる”メラニン”という色素が沈着した状態が「シミ」。皮膚の表面にくっついている状態です。加齢や紫外線が原因になり、年齢と共に後天的に出てくるものです。 対して、ほくろは”良性腫瘍”、色の細胞に変化した母斑細胞が、皮膚の中で増殖した状態です。時には、毛が生えたり、表面が盛り上がったりします。加齢で増えることもありますが、体質や遺伝的な要素が大きいです。小さい頃からあって、それがだんだん出てくるというのがほくろの特徴です。 【(2)ほくろの種類によって施術が違うとのことですが、ほくろ別に適した施術を教えてください。】 ほくろのサイズや根の深さ、施術箇所によって、レーザー治療、電気メス治療、くりぬき法、切開法のなかから最適な手術法にて除去をします。 レーザー、電気メス治療:2mm以下・表面にあるふくらみの無いほくろ 薄くシミのようなものであれば、色素に反応するようなレーザーを使って、色素をバチバチと焼いて分解していきます。電気メスもレーザーと同じように細胞を焼いて剥がしていくというイメージです。 くり抜き法:4mm以下・表面にあるふくらみの無いほくろ 隆起しているようなものであれば、メスを使ってくり抜く、くり抜き法を使います。 切開法:5mm以上の大きなほくろ、膨らみのあるほくろ ほくろが大きい方の場合には、切開法です。この場合は、傷跡が残る場合もあります。 宮寺さんの場合は、ほとんどが平たんで小さい物なので、全てレーザー治療でいいと思います。 【(3)リスクとしてはどんなことがありますか?】 いずれにしても跡が残るリスクはあります。どの施術でも全く傷跡が残らないということはないです。レーザーで薄いシミのようなものであれば、ほとんど色が残らず傷跡もないぐらいの状態になることもあります。周りの肌の色と少し違ったり、凹んだり、やりすぎるとかなり大きな跡になってしまったりすることもあるので、何が適した施術か、どういう仕上がりをイメージしているかを確認することをお伝えしています。 宮寺さんの場合も、この色がないほくろで少し隆起しているものは、くり抜き法などを使うと逆に傷跡が目立ってしまうことになるので、取らない方がいいですね。 あとは、ダウンタイムがあるので、赤みは半年から1年くらいしばらく残ります。それから再発のリスクはあります。焼き残しや細胞が残っていれば増殖してまた出てきます。くり抜きはそういう意味では取り切れる可能性が高いですが、傷跡のリスクがあります。