「SNSで名前さらすぞ」「ネットにアップする」…自治体職員に“カスハラ”相次ぐ 対策は?
大声で、フルネームを叫ばれることもあるといいます。 さらに―― 記者 「SNS上には、市役所の職員を名乗るアカウントがあります」 観音寺市役所の職員を名乗る複数のアカウントがSNS上にありますが、香川県観音寺市によると、これらは、職員とは無関係の“なりすましアカウント”だといいます。 物議を醸す投稿が続けられていて、投稿を見た人から「職員が、こんなことを投稿していいのか!?」など、少なくとも5件の苦情が寄せられているといいます。 市は、警察や弁護士と対応を協議中だということです。
名前をめぐるカスハラに、自治体も対応を始めています。 滋賀県長浜市では、4月からフルネーム名札を廃止。部署名も外し、名字だけの名札で対応していくということです。 長浜市人事課 西川さん 「市民のためを思って働く職員が、“カスハラ”を受けることなく、安心して働ける職場環境を作っていきたい」
フルネーム名札廃止の動きは、各地で進んでいます。 なりすまし被害を受けていた香川県観音寺市では、3月から名札を名字のみにしました。 東京都品川区では、今年1月から名字のみの表記にし、顔写真もやめました。 千葉県船橋市では、4月から“名前なし名札”に変更されるということです。 ◇ 進む“カスハラ”対策。 自覚なく“カスハラ”、していませんか?