なぜ呼ばれない? 日本代表に招集されなかった欧州組(6)伊東純也の代役に…。若きスピード自慢
日本代表はFIFAワールドカップ26アジア2次予選兼AFCアジアカップサウジアラビア2027予選で北朝鮮代表と対戦する。久保建英らが順当に名を連ねた一方で、戦力になりそうでありながら呼ばれなかった選手もいる。今回は、確かな実力を持ちながらも日本代表に呼ばれなかった選手を紹介する。※成績は16日時点の『transfermarkt』を参照。
MF:三戸舜介(みと・しゅんすけ) 生年月日:2002年9月28日 所属クラブ:スパルタ・ロッテルダム(オランダ) 23/24リーグ戦成績:9試合0得点1アシスト 日本代表通算成績:なし 三戸舜介は、2020年にアルビレックス新潟でプロキャリアを始め、2023シーズン終了後にオランダのスパルタ・ロッテルダムに加入した。すぐにレギュラーポジションをつかんで、インパクトを残している。 21歳の三戸は、オランダ1部リーグデビュー戦となった1月24日のシッタート戦でゴールを決めた。スルーパスが出たタイミングでは不利な位置にいたものの、抜群のスピードで相手DFの前に出て、そのままゴールネットを揺らしている。その後は先発で起用され続けているところだ。 三戸は164cmという身長が特徴的だ。身長が低いことはサッカー選手としてネガティブな要素になることが一般的だが、抜群の加速力がある三戸の場合は武器にしているところすらあり、一歩目の出足で相手を置き去りにすることができる。膝下の振りが速いキックも魅力で、サイドから違いを生み出せる選手だ。 パリ五輪世代の三戸には森保一監督も注目しているはずだが、今回は北朝鮮代表とのアウェイゲームもあることを考えると、メンバー選考の上で経験の有無を考慮したかもしれない。このアピールを継続すれば、遅かれ早かれ三戸に声が掛かりそうだが、今回はそのときではないという判断かもしれない。
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