人気料理家・長谷川あかりと大ブレイクアイドル・鎮西寿々歌の“意外な関係性”「今も親戚のような独特な感覚」
てれび戦士だった子たちとは、今も親戚のような独特な感覚
鎮西:関西出身なのも関係しているかもしれないけれど、おとなしく座ってるよりも、誰かを喜ばせることに充実を感じるタイプ。 長谷川:そのキュートさで、スベることを恐れず次々と体当たり的なギャグを繰り出してきたりして。なんてかわいい子なんだ!と。 鎮西:(笑)。あかりちゃんはすっごいパワフルで、誰よりもしっかりしていて……。スタッフさんにも頼られている存在だったなあ。てれび戦士だった子たちって、思春期の濃い時間を共に過ごしてきたからか、今もまるで親戚のような独特な感覚があるでしょう? 長谷川:うん。大人になった今、皆いろんな分野で活動しているけれども、根っこはどこかでつながっているイメージがある。 鎮西:その中でもあかりちゃんとは、また不思議な連帯感があるんだよね。私がアイドル活動を始め、TikTokでバズったのと同じ頃に、あかりちゃんの料理もSNSで注目され始めて。そんなタイミングが重なることって、あまりないからすごいことだなって。 長谷川:そう。「一緒に頑張ろう! いつか公の場で話せる日がくるといいね」って。 鎮西:それが一昨年ぐらいに雑談したときのことで。今日、それが本当に実現し、改めてあかりちゃんの行動力に感動しています!
アイドルとしては2年目、でも芸歴は10年以上
鎮西:出会ったきっかけは子役の世界だったけど、意外と、当時を懐かしむことは少ないかも。今、一緒にやりたいこと、話したいことのほうがいっぱいあるよね。 長谷川:寿々歌は今、FRUITS ZIPPERとして大ブレイク中だけど、アイドル活動を始めてみてどう? 私としては、寿々歌に「アイドルをやるんだ~」って教えてもらったときは、少しびっくりもしたけど、違和感はなかった。 私たちが子役だった頃は、アイドルのデビューの仕方が限られていたから、自分たちには関係のない、どこか遠い世界って気がしていた。でも寿々歌は昔から歌も踊りもうまかったし、サービス精神も抜群。寿々歌のキャラクターと時代が、FRUITS ZIPPERで合致したなという感覚があるよ。 鎮西:嬉しい~! 芸能歴は10年以上だけれど、アイドルとしてはデビュー2年目。昨年、レコード大賞で最優秀新人賞をいただいたときに、不思議な気持ちにはなりました(笑) あとは今までのお仕事だと、作品や番組などの結果を見ていただくことが多かったし、私の中では“結果で評価を得るのが最優先”って意識もあった。 けどアイドルは活動する過程も見せる世界。もちろんわかっていたけれど、「こんなに情報発信するんだ~」って。最初の頃は「朝早く起きた~とか投稿して、“知らんがな”とか思われないかな」とか、ドキドキしてました(笑)。でもみんな普通にやっているし。自分もいざやると、受け入れてもらえて楽しい! 新しい発見がたくさんあります。 【長谷川あかり】 料理家、管理栄養士。埼玉県生まれ。10歳から20歳まで子役・タレントとして活動、NHK『天才てれびくん』はじめ、さまざまな番組に出演する。大学で栄養学を学んだ後、SNSで始めたレシピ投稿が注目を集め、瞬く間に大反響となり人気アカウントに。雑誌、WEB、テレビなどで幅広くレシピ開発を行う。『長谷川あかり DAILY RECIPE Vol.1』が発売中。第2弾となる『長谷川あかり DAILY RECIPE Vol.2』は12月12日発売予定 【鎮西寿々歌】 1998 年、兵庫県生まれ。2009 年度から2012 年度にかけ、NHK『天才てれびくん』シリーズに“てれび戦士”として出演。2022 年より、アイドルFRUITS ZIPPER のメンバーとして活動開始。第65回日本レコード大賞最優秀新人賞受賞。NHK Eテレ『沼にハマってきいてみた』にハマったさんリポーターとしてレギュラー出演中。 <取材・文/石井絵里 撮影/山田耕司>
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