綺麗なオフィス内に突然卓球場? 大宗クラブが繋ぐ石川県の卓球史
1位副賞は「能登牛」
各カテゴリーの1位に贈られたのは、石川県を代表するブランド和牛「能登牛」600グラムである。 石川の美しい自然と潮風が吹く素朴な風土で、丹誠込めて肥育される能登牛は、その多くが震災被害の甚大な奥能登地域で育てられている。牛舎への被害はもちろん、停電・断水など牛へ水・飼料を十分に与えることができず、川から水を汲み、雪を溶かして飲ませたりしながら、地域のブランド和牛を守ってきた。 「すごく、美味しい」美しい風土が育てたキメの細かいお肉を、カメラに照れながらも、たくさん頬張る渡会椰都だった。
2位副賞は「石川県産米食べ比べセット」
2位副賞は「石川県産米食べ比べセット」として『石川県産こしひかり 一粒のきらめき』『石川県産 ゆめみづほ』『石川県産 ひゃくまん穀』の3種がそれぞれ5kgずつ贈られた。 石川県が米どころとして広く知られるようになったのは、戦国時代のこと。“加賀百万石”の呼び名も,加賀藩の石高(玄米の収穫量)がおよそ102万石であったことに由来する。 街中を流れる金沢の用水、霊峰白山から湧き出る清流と肥沃な加賀平野、世界農業遺産にも認定される能登の里山里海。これらの土地の恵みが、石川県産の良質米の栽培を支えている。 ちなみに、渡会家では普段から『石川県産 ひゃくまん穀』を食べているとのこと、「お米一粒がしっかりしている」麻衣子さんも、主婦の表情で、その味に太鼓判を押していた。 夕食の最後に、家族で卓球をする指導者の多くが直面する未来の予定を聞いてみた。“ご自身のお子さんが手を離れても、クラブ運営を続けますか”。 もうその結論は出ている、というふうに渡会夫婦は、顔を見合わせ、純さんが答えた。 「はい、続けていこうと。ホカバのベンチとかに入っていると、日常では味わえない“生きてる”っていう感覚があって。やっぱり楽しいんです」 大宗の夢は、まだ続く。
動画はこちら
https://youtu.be/hp9uG0ig4TU
槌谷昭人(ラリーズ メディア事業本部長)