2700万円の脱税容疑、弁護士を逮捕 架空の業務委託費を計上か
架空の経費を計上して約2700万円を脱税したとして、東京地検特捜部は15日、第一東京弁護士会所属の弁護士・鈴木康之容疑者(53)を法人税法違反などの容疑で逮捕し、発表した。認否を明らかにしていない。 特捜部によると、鈴木容疑者は自身が代表を務める法律事務所の業務に関し、架空の業務委託費を計上するなどして2017年12月期と19年12月期の法人所得約1億1100万円を隠し、法人税と地方法人税計約2700万円を免れた疑いがある。 鈴木容疑者の法律事務所では債権回収を請け負っており、関係者によると、架空計上したのは債権回収の相談電話に関する業務委託費という。 事務所によると、鈴木容疑者は02年に弁護士登録。企業法務なども担当するとしている。
朝日新聞社