東北大留学生と地元企業がジェラートを開発 出身国の味を再現した9つのフレーバー
khb東日本放送
東北大学の留学生が地元企業と共同でジェラートを開発しました。その名も「旅するジェラート」。世界旅行をするような個性豊かな味がそろいました。
JR仙台駅の商業施設「エスパル仙台東館」のキッチンカーで販売されたのは、アメリカやスウェーデン、インドネシアなど東北大学で学ぶ世界各国の学生たちが出身国の味を再現した9つのフレーバーのジェラートです。 鮮やかなピンク色が目を引くのは、中国でよくお菓子などに使われるサンザシを使ったジェラート。暑い夏にぴったりの爽やかな甘酸っぱさが特徴です。 中国からの留学生朱東潤さん「幼いころから食べていたが、日本に来てからサンザシを全然見たことがない。中国ではサンザシはよくアイスクリームに使うから日本でみんなに食べさせたいと思った」 世界旅行をするような個性豊かな味が魅力の「旅するジェラート」。 東北大学が初めて留学生を受け入れてから120年を迎えるのを記念して、東北大学の留学生たちが、名取市でジェラート店を運営する地元企業とコラボして企画しました。 商品開発の過程では、留学生たちが企業と共に宮城県内の牧場や果樹園を視察。 プレゼンテーションを重ねて、販売するフレーバーを決めたということです。 視察で体感した宮城の食の魅力を生かそうと、留学生たちがJRフルーツパーク仙台あらはまで収穫したカシスを使ったフレーバーもあります。 商品開発に協力ナチュリノ・鈴木知浩代表取締役「(留学生たちが)自分の国でビジネスを始めた時に、僕個人としては宮城から物をいっぱい買ってもらいたいんです。長い目で見た時にそういうきっかけの一つになれば良いなと思っています」
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