豊かな海を壊すのは"ウニ" 食害で海藻減り生態系の危機 城崎マリンワールドが駆除プロジェクト
兵庫県の城崎マリンワールドは、海藻を食べてしまうウニを駆除するプロジェクトを始めました。 兵庫県豊岡市の日和山海岸では、アマモなどが自生する豊かな「藻場」が作られていますが、近年ではウニが海藻を食べてしまい、魚の産卵場所となる貴重な藻場が消滅しつつあるといいます。 こうした状況から近くの水族館・城崎マリンワールドは10日から、浅瀬のウニを駆除し、生態系を守るプロジェクトを始めました。 (城崎マリンワールド伊藤公一・飼育課長)「(撮影時)上から見たときにすでにウニがたくさんいることがわかりました」「私たちの力だけでは(藻場の状態を)変えることは難しい。小さなところから、目の前の海からスタートしていきたいと考えています」 藻場の再生は、大気中のCO2の削減にもつながるとされていて、城崎マリンワールドは藻場の保全と、海を守る啓発活動を続けていきたいとしています。
ABCテレビ