段階的に消し去りたい?英王室、ヘンリー王子がメーガン妃擁護のために出した「異例の声明文」を公式サイトから削除する
英ロイヤルファミリーの公式ウェブサイトから、ヘンリー王子が2016年に当時ガールフレンドだったメーガン・マークルを擁護するために出した声明文が削除された。今回削除されたのは、ヘンリー王子が過去に報道官を通じて出した声明文で、「メディアがメーガン妃との交際を大騒ぎし、性差別と人種差別が入り混じった虐待やハラスメントをしている」と激しく批判したもの。 【写真】2016年にヘンリー王子とメーガン妃が「初めて」カップルで姿をみせた瞬間...さっそく密着&手繋ぎも この声明は、ヘンリー王子がメーガンとの交際を初めて正式に認めたことになった他に、王室メンバーが公にメディアを非難した珍しいケースにもなった。 しかし、長い間、公式ウェブサイトに残っていたこの声明が、もう見当たらなくなっている。『Newsweek』は、過去のWebページを閲覧できるツール、ウェイバックマシンを使って、2023年12月3日時点ではそのページにアクセスできたが、12月10日にアクセスしようとしたところできなかったため、その間に削除されたようだと報じている。 ヘンリー王子は2023年に出版した回想録『Spare』で、そうした騒ぎには沈黙を守るという王室の伝統に逆らい、メーガンのために画期的な声明を出した動機を次のように振り返っている。「私たちは声明を出す必要があった。1日もしないうちに私たちは下書きを書いた。強く、正確で、怒りを込め、正直に」。 もちろん、その声明はロイヤルファミリーのメンバーには快く受け入れられなかった。特に父チャールズ国王(当時は皇太子)とウィリアム皇太子(当時は王子)は「激怒した」と、ヘンリー王子は書いている。 「なぜなら、彼らはガールフレンドや妻がハラスメントを受けても声明を出したことなどないからだ」という。 ヘンリー王子とメーガン妃は2018年に結婚し、2020年に王室を離脱。その後、公式ウェブサイトは夫妻についてのページを何度か更新している。今年3月にも、個別にあったヘンリー王子とメーガン妃のプロフィールを一つにまとめた。子供のアーチー王子とリリベット王女のプロフィールも削除されている。