【阪神】岡田彰布監督、3連勝で止まった ミス連発の逆転負けに「勉強したらええねん」ボヤキ止まらず
◆JERAセ・リーグ 阪神2―5DeNA(22日・甲子園) 逆転負けで3連勝が止まった阪神・岡田彰布監督(66)は「勉強したらええねん」と、繰り返される失敗にボヤキを連発した。3回2死一、二塁で伊藤将がオースティンに逆転3ランを被弾。初球のカットボールを簡単に運ばれた場面に「全部初球やん」と首をかしげると、7回1死二塁で浜地が登板直後の初球をオースティンに捉えられた中前適時打にも、「何で注意せえへんのやろ、毎回や」と嘆いた。 18日の日本ハム戦(甲子園)では、桐敷が清宮に初球を打たれて同点とされた。「不用意」と指摘したところだけに「ナンボ言うても一緒」とあきれるばかり。6回には、伊藤将と坂本のバッテリーが先頭の牧に2ストライクから高めの釣り球で左翼線二塁打を許した。こちらも「(外す球は)バットの届かないところに」と昨季、再三注意を促したこと。「忘れてもうてるんやろ」と、落胆は隠せなかった。 3戦連続2得点以下の攻撃陣への要求もやはり“学習”だ。2安打の大山については「だいぶ前でさばいてる」と復調をみたが、打線全体への苦言は収まらない。「前で打ってるの大山と渡辺だけ。他の選手も見たら分かるのに。人を見て『自分と違う』とかな」。直球に振り遅れる打線全体にはミートポイントの改善を求め続けているが、一向に良くなる気配がない。 普段とは会見場を変えての語りモード。森下の16試合ぶりのスタメン落ちを「フリー打撃見たら分かるやん」と直前に決めたことを明かし、着席を促した報道陣にも「見とったらええやん。勉強できるやん」と観察を勧めた。“学びの心得講座”は、約10分間に及んだ。(安藤 理)
報知新聞社