ロバーツ監督（ロイター）

◆米大リーグ　ヤンキース３―１１ドジャース（８日・米ニューヨーク州ニューヨーク＝ヤンキースタジアム） 【動画】Ｔ・ヘルナンデスの満塁弾！大谷翔平も帰還！！ 　ナ・リーグ西地区首位のドジャースがア・リーグ東地区首位のヤンキースに連勝。５番のＴ・ヘルナンデス外野手（３１）が２発６打点と大暴れした。ヤンキースは本拠地・ヤンキースタジアムで今季初のカード負け越し。「２番・ＤＨ」で先発出場した大谷翔平投手（２９）は３回に一時勝ち越しの左前適時打を放つなど４打数１安打１打点で勝利に貢献した。 　試合は５回にＥ・ヘルナンデスが４号ソロでド軍が勝ち越し。２点リードの８回には１死満塁でＴ・ヘルナンデスがこの日２発目となる１５号グランドスラムを放ち、勝負を決めた。今季マリナーズから加入した新戦力は自身最多タイ、３度目の１試合６打点。延長１１回に決勝打を放ったカード初戦に続き、またヒーローになった。 　今カードはドジャースがヤンキースタジアムを１６年以来、８年ぶりに訪れており、３連戦の全てが全米中継の夢対決。東西の両雄激突は１０月のワールドシリーズ“前哨戦”とも言われており、大谷、ジャッジらＭＶＰ受賞経験のある５人の強打者が集結。現地でも大きな話題を集めているが、ドジャースがヤンキース相手に２ケタ得点を記録したのは１１―５で勝利した１９７８年のワールドシリーズ第１戦以来、４６年ぶりのことだった。 　ヤンキースタジアムでは７日（同８日）の試合を超えて今季最多の４万８３７４人が来場。ロバーツ監督は「いい気分だよ。タイトな部分もあった試合だったけど、（投手陣が）全体的にとてもよく投げてくれたと思う」とご満悦。「とても大きな存在。右からも左（投手）からも打てるし、単打も長打も打てる。うちの打線においてとても大切な役割を持っている」と大活躍のＴ・ヘルナンデスをたたえた。「（１０月には再戦？）そうなればいいという気持ちがあることには気付いているし、両軍の歴史もリスペクトしている。１０月にも対戦できることを願うよ」と話した。