11月までの訪日客3337万人 年間でコロナ前超えて過去最多に
今年1~11月に日本を訪れた外国人客数(インバウンド)は累計で3337万9900人となり、これまで最多だった2019年の3188万2千人を超えた。日本政府観光局が18日発表した。12月も含めた年間の訪日客数は、3500万人を超えそうだ。 【写真】スクランブル交差点を撮影する外国人観光客ら=2024年12月18日午後2時44分、東京都渋谷区、友永翔大撮影 政府は25年までに19年の訪日客数を超え、30年までに6千万人とすることを目標に掲げており、1年前倒しで目標を達成したかたちだ。 11月の訪日客数は318万7千人で、10カ月連続で各月最多を更新した。円安に加え、直行便や地方路線の増便などもあり訪日需要が高まった。北米や豪州、インドなどからの訪日客数はすでに年間の過去最多を更新。新型コロナ後に回復が鈍かった中国からの訪日客も、11月には19年比の7割程度まで戻っている。
朝日新聞社