“税調インナー”小林鷹之議員を密着取材「103万円の壁」見直しの行方は…「手取りを増やすというのは私自身も訴えてきた」
「年収103万円の壁」の引き上げを議論する税制調査会の幹部に就任した“コバホーク”こと、小林鷹之議員。イット!は今回、税調幹部として制度設計を進める小林議員を密着取材し、「103万円の壁」見直しの行方についても聞いた。 【画像】移動時に車内で食事を済ませる小林議員。小林議員の弁当。
「内政も外交も一刻の停滞も許されない状況」
9月の自民党総裁選で敗れた“コバホーク”こと、小林鷹之議員。 同じく敗れた高市早苗議員が闇バイト対策、河野太郎議員が選挙担当の幹部に就く中、小林鷹之議員は国民民主党と合意した「年収103万円の壁」の引き上げを議論する税制調査会、通称“税調”の幹部に就任した。 11月21日、東京都内のビルから出てきた小林鷹之議員に話を聞いた。 小林議員: 講演を頼まれていたので、1時間ほどお話をさせていただきました。 医療関係の講演を終え、すぐさま車に乗り込み、手に取ったのは弁当だった。 小林議員: 食事楽しみたいんですけど、なかなかゆっくり楽しめる時はないですね。早く食べないと。 その後も会議や打ち合わせに出席し、あっという間に夜になった。さらに、都内と地元・千葉の2カ所の会合に参加するという。 そして22日は、朝の6時半から、日課としている地元選挙区内の千葉・八千代中央駅でビラ配りを行った。 ここで、与党で過半数を割った石破政権についてどう思っているのか聞いた。 ――党内では、選挙の責任を取って辞めるべきという声も出ていると思うのですが。 小林議員: 私は、結論から言うと、今はそういう時ではないと思っています。今、日本が置かれている状況を考えれば非常に厳しい状態。内政も外交も一刻の停滞も許されない状況だと思っています。
国民民主との連携「これまで以上にコミュニケーション取っていく」
1時間のビラ配りを終えたあとは、電車に乗り、約1時間かけて国会議事堂前駅に到着。待っていたのは、地元の小学生だ。 小学生: 総裁選惜しかったですね。 小林議員: また頑張ります。 小学生: 失礼な質問になるかもしれないですが、違う党とも意見交換するんですか? 小林議員: うん、全然失礼な質問じゃないよ。政党が違う人と議論しないかっていうと違うんですよね、議論が違う人たちとも議論する。 こうした小学生との交流について小林議員は…。 小林議員: 日々色々忙しくて、苦しい事とか、もちろんたまにあったりするんですけど、子供たちの顔を見ると癒やされるというか、元気もらいます。 その数時間後、まさに違う政党・国民民主党と議論が不可欠な「103万円の壁」の見直しに向け、自民党の税制調査会に向かった。 ――国民民主党との連携について、どう思われますか。 小林議員: 少数与党という状況ですので、国民民主党さんを含め野党の方々と、これまで以上にコミュニケーションをしっかり取っていくことだと思っています。 ――103万円の壁の見直しについて、どう思っている? 小林議員: 手取りを増やすということは、私自身も総裁選で訴えてきたことなので、そこは重要だと思っています。様々課題はございますので、これから自民党内で、しっかりと具体的なこの制度設計を詰めていければと思っています。 国民民主党が求める178万円への引き上げに対し、自民党はどう答えを返すのか。小林議員が議論する税制調査会の結論に注目が集まっている。 (「イット!」11月25日放送より)
イット!
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