【オスロから中継】ノーベル平和賞授賞式前の被爆者らの活動や現地での被団協に関するイベントは?《長崎》
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NIB長崎国際テレビ
(桒畑笑莉奈アナウンサー) ノルウェー・オスロのノーベル平和賞授賞式の会場前です。 9日はノーベル平和センターで行われた平和賞展の内覧会を取材しました。 被爆直後の浦上天主堂など、長崎や広島の惨状を撮影した写真や映像をはじめ、ノーベル平和賞に選ばれた被団協のメンバーのポートレートのほか、日本被団協 代表委員で、13歳の時に長崎市の自宅で被爆した田中熙巳(てるみ)さんの写真も紹介していました。 木製のオブジェも展示されていて、それぞれに被爆当時にいた場所や年齢が示されていました。 これは、世界的な建築家の隈 研吾さんの作品だそうで、被団協がまとめた被爆者1000人の証言をオブジェで表現したそうです。 会場には、様々な海外メディアも訪れていて、非常に関心が高いように感じました。 今年の受賞は「タイムリーだ」とか「今こそ立ち上がって行動すべき」といった声など、被爆者の願いが世界に発信され、核廃絶への関心がより高まることに期待する声が聞かれました。 また、被団協の代表団とともにオスロ入りしている被爆者も積極的に動いています。 県被爆者手帳友の会 副会長の三田村 静子さんは、被爆体験を描いた紙芝居を持ってきたそうです。 その中には、先月亡くなった「長崎原爆青年乙女の会」会長の小峰秀孝さんの証言をまとめた紙芝居もあるそうで、活動をともにしてきた先人や仲間の分まで、ここオスロで訴えたいと力強く話してくれました。 三田村さんは11日に、ノルウェーの国会議員を前に紙芝居を披露する予定です。