帰りのバスでみんなで歌った「We Are the Champions」【車いすラグビー金メダル会見全文】(1)
バスの中でみんなで熱唱
橋本:帰りのバスは一台で全員乗ってみんなで帰りましたが、僕が遠征の時に毎回持ってきているスピーカーで音楽を流していました。選曲は乗松選手だったんですけれども、みんなで熱唱しながらバスで帰ってきました。 その後は池選手と同じ形で、コーラで乾杯をして、お菓子を食べて寝ようと思ったけどなかなか寝付けず、4時ぐらいですかね。やっと眠れたと思って、7時10分ぐらいにアラームかけてたんですが、気づいたらもう7時半ぐらいでした。ギリギリ出発に間に合うか間に合わないかで焦りました。でも、金メダルを獲れたことが何よりも嬉しくて、体は本当に疲れてるのに、なかなか寝付けなかった感じでした。 ──バスの中で何を歌ったんですか? 橋本:何でしたっけ? 池:We Are the Champions(笑) ──今やりたいことと、次の目標を教えてください。 池崎:短期的なことで言うと、とりあえず今は、喜びと達成感に浸りながらも、ちょっと休みたいという気持ちです。 長期的には、終わったばかりで何か考えるということはしていないのですが、金を取ったからこそ、いろんな人にお祝いされたり、いろんなメディアに出演する機会も、たぶん増えてくると思うんです。そういうこともやりながら、パラスポーツ、あるいは車いすラグビーの魅力を発信をしていくのもメダリストの役割だと思うので、それを少しずつこなしながら過ごしていきたいと思っています。 池:僕も池崎さんと、ほぼ同じです。お世話になった方々、応援してくれた方々にこのメダルを持って、感謝を伝えに行って、全国行脚しながら会いに行きたいなと思っています。 倉橋:私も同じですが、たくさん応援してくれた友人や多くの人に会いに行きたいと思っています。その旅行をしたいなと思っています。4年後のことまではまだ考えられてないので、まずはしっかりと体を休めたいと思っています。
4年後は自分が日本代表を背負っていく
橋本:僕自身も、東京と福島を行ったり来たりしていて、なかなか家族との時間がとれなかったので、日本選手権で副賞として獲得したクルーズ(の旅行券)があるので、両親と一緒に北海道あたりに行けたらいいなと思っています。 あとは、友人から「ご飯に行こう」と言われても、自分がタイミングで東京にいたり、合宿だったり、大会だったりでタイミングが合わないことが多かったので、友達とも一緒にご飯に行って、プチ旅行的なことができたらいいなと思っています。 4年後に関しては、僕もまだ意思がちゃんと固まっているわけではないですが、4年後は日本を背負っていかなければならないと思っている一方で、まだやらなければならないことがたくさんあります。 若い選手の発掘や競技の普及活動にも力を入れて、車いすラグビーやパラスポーツの魅力を多くの人に発信できたらいいなと思っています。 >>(2)に続く