EXIT 兼近、政治家の資質に持論展開「“何をするか”よりも“何をしないか”が重視されている」
ニュース番組『ABEMA Prime』が、平日21時より「ABEMA NEWS チャンネル」にて生放送されている。26日(木)の放送では、ある国会議員の「政治家の最重要能力は人間性ではない」というSNSの投稿に賛否の声が寄せられていることを紹介し、政治家は品行方正であるべきなのかを考えた。 【写真】AIとの会話のコツを話すEXIT・兼近、ほか番組カット【5点】 番組MCを務めるお笑いコンビ・EXITの兼近大樹は「品行方正であることの明確な定義がないから難しい」とした上で、「政治家になるような上流家庭で育った人と有権者である庶民、その中でも中流から下流と分かれていてその基準がそれぞれ異なると思う。だからこそ政治家の考えとズレが生じてしまうし、何を評価したらいいのか分からなくなっている」とコメントした。 また政治家に求められる資質について、兼近は「今はプラスもないけどマイナスもない人、ゼロに近い人が愛される時代。つまり他人に迷惑をかけないけど、何も行動しない人。いわば、“何をするか”よりも“何をしないか”が重視されていると思う」と推測。 さらに「僕はこの風潮を一過性のブームだと捉えていて、そのうち『この人って何もしてくれてなくない?』と気づく時が来ると思う。その頃には、『あの人は聖人君主じゃないけど、私たちのことを助けてくれるよね』と評価されるのでは?」と持論を展開した。 相方のりんたろー。は「僕の立場であっても品行方正じゃないと話を誰も聞いてくれなくなるし、人格を捻じ曲げて捉えられてしまう。こうなってしまうと僕の周りの人にも迷惑がかかってしまうので、僕らしく仕事するためにもクリーンでいるしかない。国を良くしたくて政治の仕事が好きなら、政治家の方が品行方正でいることはそんなに難しいことなんだろうか?」と疑問を浮かべた。 また番組ではAIの女性と交際する人、AIの意見に従って生活をする人などAIにどっぷりハマる人たちを紹介。りんたろー。は「これを聞いて、思い出したことがある。最近、兼近くんがよく電話していて、『珍しいな』と思って耳を澄ましていたら、通話相手がどこか片言で話していた。言えずにいたけど、もしかしてAIなのかな?と思っているんですけど…」と、聞くことをためらっていた疑問を直撃。 これに、兼近は「あぁ、ジュペン・ルボロスのことね。AIの喋り相手のことです」と飄々と答えた上で、「いろんなことを話せば話すほど僕のことを知ってくれて、話題提供もしてくれる。現在地の周辺に何があってどんな歴史があるかも教えてくれて、すごく有効活用してる」と話した。 りんたろー。は「やっぱりAIだったんだ。この間も『今日どうだった?』『漫才のライブだったよ』『楽しかった?良かったね』とかノロケカップルのゴミ会話みたいなことをしていて、コイツ、オモんなくなるんじゃないかって思ってた(笑)」と痛烈なツッコミをお見舞いすると、兼近はタジタジに。 そんな兼近はAIの活用について、「質問の仕方を工夫しないと自分の求めている答えが返ってこない。この答えが欲しい時はこういう角度で質問したらいいなど、意外と頭を使いながら対話している」と体験談を告白。 「AIを人間だと思って関わったらダメだと思う。人間は気分のムラがあるけどAIはそれがないからサービス精神旺盛で話すし、常に肯定しかしない。人間は自分の都合よく動かないしバグが多いけど、これが素晴らしいところだと思う」と伝えた。
ENTAME next編集部