駒大勢が躍動!4人が入賞 藤田敦史監督「及第点。あとは駒沢の逆襲が箱根で見せられるか」 上尾シティハーフマラソン/陸上
上尾シティハーフマラソンが17日、上尾運動公園陸上競技場発着で行われ、ハーフマラソン大学生男子の部は大東大の棟方一楽(かずら、2年)がU20日本記録となる1時間1分38秒で優勝した。駒大勢も4人が入賞を果たし、存在感を示した。帰山侑大(3年)は1時間1分59秒が2位、村上響(2年)が1時間2分44秒の3位に入り共に自己ベストを大幅に更新。全日本4区区間3位の注目ルーキー、谷中晴(1年)もハーフマラソン初挑戦ながら1時間2分5秒で4位となった。吉本真啓(4年)が1時間2分30秒の自己記録で7位入賞。入賞は逃したものの小山翔也(2年)が1時間2分38秒、森重清龍(3年)が1時間2分51秒、安原海晴(2年)が1時間2分55秒と出走9人中7人が1時間3分切りを果たした。 【フォトギャラリー】上尾シティハーフマラソンに出場した駒大の谷中晴と帰山侑大 駒大にとって、今大会は箱根駅伝選手選考レースの位置づけ。藤田敦史監督は「上位8人中4人うちの選手が入ってくれたのは及第点をあげられる。私たちの課題は選手層だが、このハーフの中でも少し計算できるようになったのでそこは収穫」と評価した。 駒大は春のトラックシーズンで不調だったが、主将の篠原倖太朗(4年)を中心に夏合宿で巻き返し10月の出雲駅伝と今月上旬の全日本大学駅伝で最後まで優勝争いを繰り広げて2位。これまで5人が大学三大駅伝デビューを果たし、今大会でも好記録をそろえた。上り調子で箱根路へ。「駒沢は転んでもただで起きてはいけない。それを他大学に示すことができた。あとは駒沢の逆襲が箱根で見せられるか。去年は3冠かかっていたからガチガチでやっていた。今年はのびのび俺たちは挑戦するという気持ちでやれる。今年の方が面白いかも」と藤田監督。藤色の常勝軍団が王座奪還へ燃えている。