近藤真彦が着る、“ちょいギラリ”なオトコのスタイル PART1
時代のエッジを凝縮させたモードスタイルには、大人の色気とエレガンス、そしてファッションの楽しみがつまっています。そんなモードのポテンシャルを、著名人が華麗に披露するこの連載。第9回目のゲストは、歌手、俳優、そしてレーシングと、文字通り時代を駆け抜けてきた近藤真彦さんです。 大人なモードの遊び方
時代をリードし続けるメゾンブランドの極上ウエアを大人がどう纏い、どう楽しむべきかをレクチャーする連載、名付けて「大人なモードの遊び方」。毎回お迎えする豪華ゲストの着こなし&ミニインタビューを濃厚にお届けします!
大人なモードの遊び方 第9回 主演 近藤真彦 “ちょいギラリ”なオトコ PART01
光彩、閃光、燦然、きらり。日本語には輝きを表現する美しい言葉がいくつもありますが、今回のテーマは、ちょっと強気でミステリアスで色気が滲む、“ちょいギラリ”。 成熟した大人の男から匂い立つフェロモンにも似たその輝きは、無垢な若者が放つキラキラとも、前のめり過ぎるオジサンのギラギラともまるで別もの。いつの時代も女性たちを惹きつける、ちょっぴり危険な香りがするオトコたち特有のオーラなのです。
そんな“ちょいギラリ”な輝きを“さり気なく”纏えるオトコといえば、この人しかいませんよね。「大人なモードの遊び方」第9回目のゲストは、マッチこと近藤真彦さんの登場です。 60歳という節目を迎える今年、コンサートツアーで多忙を極めるなか、レーシングの世界でも一層活躍の場を広げているマッチ。 名実ともに大人のオトコですが、時折見せる屈託のない笑顔や物憂げな表情に宿る少年っぽさは、アイドル時代のあの頃のまま。そのギャップもまた魅力です。 そこで、3回に渡ってお届けする“ちょいギラリ”なオトコのPART01のテーマは、そんなマッチの瞳の奥を映したような「ビジュー」な輝きをテーマにお送りします。
DIOR/脱・正統なタキシードのこなし方
フォーマルなタキシードこそ、どう遊べるかが大人にとっての最重要課題。軽やかにドラムを打ち鳴らすマッチが纏う一着は、打ち合いがぐっと深く、1つボタンが特徴的なディオールの定番「オブリーク タキシード」。1950年代にムッシュ ディオールが発表したウィメンズコレクション「オブリーク ライン」に着想を得て、キム・ジョーンズが再解釈したユニークなスタイルです。 マスキュリニティの象徴とも言えるタキシードの着想源が、実はウィメンズのアーカイブというのが、なんとも今っぽく、新時代のジェントルマンが着こなすのに相応しい一着。あえて王道をハズしたタキシードは、ちょいギラリなジュエリーでさらに遊ぶのが正解。ラペルに刺しているのは実はピアス。ボタンホールから垂らしたネックレスも、光り輝いて視線を集めます。ルールにとらわれないのが、ちょいギラリな大人の流儀です。 タキシード60万円(参考価格)、シューズ15万4000円、リング7万7000円、ブレスレット11万5000円、バングル11万円、ラペルにつけたネックレス12万円(参考価格)、ラペルにつけたブローチ7万円(“CD”アイコン)、ラペルにつけたピアス6万円/すべてディオール