火災で運休…村唯一の公共交通機関が帰ってくる フェリーとしま2、4月12日にも運航再開 十島村長「代替船協力の関係者に感謝」
鹿児島県十島村悪石島沖で昨年12月29日に発生した火災事故で運休中の村営船「フェリーとしま2」が、早ければ4月12日にも運航を再開する見込みであることが22日、分かった。村は4月上旬にも正式なダイヤを決める見込み。 【写真】〈関連〉2023年12月29日、火災が発生し悪石島沖で停泊するフェリーとしま2(左)=第10管区海上保安本部提供
現在、鹿児島市の鹿児島港本港区南ふ頭に停泊中の同船では、作業員らが機関室内で電気配線の張り替え作業を行っている。作業は3月末までの予定。村は、4月11日午前に鹿児島湾内で試運転を行い、問題がなければ翌日にも再開できるとしている。 フェリー運休中の村民生活を支えるため、県内外の船舶会社が代替船を派遣している。異動期に備え、26日からは種子屋久高速船(鹿児島市)の「トッピー」も運航する予定。 肥後正司村長は「運航再開に向け、作業は着実に進んでいる。村民には長期間多大なる迷惑をかけた。代替船確保に協力してくれた船舶関係者にも深く感謝したい」と話している。
南日本新聞 | 鹿児島
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