1960年代の「大衆車」が復活 実用性に優れたルノー新型「4 Eテック」画像初公開
ルノー4(キャトル)がEVとして復活
フランスのルノーは、10月15日に開催されるパリ・モーターショーでの正式発表に先駆けて、新型EV「4 Eテック(4 E-Tech)」の予告画像を初めて公開した。 【写真】フランスで愛された60年代の「キャトル」が復活【新型ルノー4 Eテックの予告画像を見る】 (10枚) 新型4 Eテックは小型の電動クロスオーバーで、長方形のグリルや分割式テールライトなど、2022年発表のコンセプトモデル「4Everトロフィー」のデザインを踏襲していることが確認された。 また、開閉式ファブリックルーフ(オプション)を備えているほか、ルノー初のバックライト付きエンブレム(フロント)も採用されるという。 ルーフ後端のスポイラー、台形のクォーターウインドウ、ドア下部に彫られた3本のラインなど、1961年発売の初代ルノー4(キャトル)へのオマージュも豊富だ。 新型4 Eテックは、ハッチバックの5 Eテックとプラットフォームを共有する、全長4140mmのBセグメント・クロスオーバーだ。ルノーは「実用性に優れ、あらゆるニーズに対応できる用途性を備えている」と述べている。 パワートレインの詳細は不明だが、5 Eテックでは40kWhまたは52kWhのバッテリーを搭載可能で、モーター出力も95ps、122ps、150psと複数用意されている。クロスオーバーの4 Eテックでは、モーターを2基使用した四輪駆動モデルも導入されるかもしれない。 新型4 Eテックの生産は、フランス北部にあるルノーのエレクトリシティ拠点で来年夏に開始される見込みだ。
ウィル・リメル(執筆) チャーリー・マーティン(執筆) 林汰久也(翻訳)