デニー知事「非常に良いこと」 泡盛の無形文化遺産登録勧告を歓迎 需要の広がりに期待 沖縄
国連教育科学文化機関(ユネスコ)の評価機関が、沖縄の泡盛を含む日本の「伝統的酒造り」を無形文化遺産に登録するよう勧告したことを受けて、沖縄県の玉城デニー知事は5日、「非常に良いことだと思う」と歓迎した。 【動画】笑顔で泡盛の無形文化遺産登録勧告について語るデニー知事
登録されれば、世界的な泡盛への関心が高まるきっかけになるとみて「泡盛を使ったカクテルなど、もっと需要が広がっていくと思う。県酒造組合をはじめ関係者の方々が非常に楽しみに期待している。それぞれの泡盛工場や杜氏さんにとっても非常にやりがいのある目標になる」と期待を寄せた。 登録については、12月上旬にパラグアイで開催される政府間委員会で正式に決定される見通しで「勧告通りに登録されるように取り上げてもらえればと思う」と話した。 沖縄県は、琉球料理や空手、しまくとぅば、三線、伝統工芸といった「沖縄の伝統文化」について、2026年度にユネスコ無形文化遺産へ申請することを目指し、6月に県ユネスコ登録推進協議会を立ち上げている。玉城知事は「総合的に沖縄の文化としてユネスコ登録しようとしている。今回の泡盛を含む酒類の登録が弾みになると、いよいよ沖縄の文化に対する注目も高くなるのではないか。頑張っていきたい」と意欲を語った。
The Ryukyu Shimpo Co., Ltd