【日本代表】森保監督「広島に足を運んで歴史に触れ、平和について考えてもらいたい」一問一答2
サッカー日本代表が10日、W杯アジア2次予選B組最終のシリア戦(11日・エディオンピースウイング広島)に向けて公式練習を行った。広島での国際Aマッチは04年7月4日スロバキア戦以来、20年ぶり。森保監督の公式会見は次の通り。 ◇ ◇ -森保監督の(戦術的な)判断基準について。(途中の質問割愛)選手からいろんな意見が出た時などの判断基準は何を 「判断基準は、チームが勝つために第一に考えるとともに、選手がどれだけ思い切ってプレーができるか、チームとして共有して積み上げながらチャレンジできるかを考えている」 -監督として広島での初の国際試合。広島監督時代から構想に関わってきたスタジアムなので、その思いについて教えてください 「エディオンピースウイングスタジアム広島の建設には、広島でのサッカー専門スタジアムの建設に思いをもって、1人として活動させてもらったが。広島の方々、多くの方々の思いで完成したと思います。広島で試合をさせてもらえるのは、私にとっても現役生活を過ごして、指導者としてもお世話になって、人としていろんな成長をさせてもらいえた。その広島で試合をできることはうれしく思っております。 ここで試合をさせていただく意義としては、いくつかあります。“まちなかサッカースタジアム”ということを、この広島から全国のみなさんに見ていただき、そして我々がいいプレーをすることで、ピッチとスタジアムが一体になって、エキサイティングな空間を持って、サッカーをスポーツの魅力だと感じてもらって街の宝になる。サッカー関係者だけでなく、全国の方々に認識していただいて、スポーツが社会貢献できるというものを見せたい。 もう1つはサッカーはグローバルスポーツであり、(サンフレッチェ広島の)ACLなど国際試合もありますし、日本全国のみなさまにサッカーを通して、広島に足を運んでもらいたい。それはなぜかというと、広島は世界に2つしかない、原爆被爆地という土地ですし、現在も世界で戦争、紛争が多く起こる中で悲しい思いをしている。尊い命を、街のみなさんが平穏で穏やかに暮らせるということ、平和を考えていただける。広島で試合があって、エディオンピースウイングスタジアム広島の近くに、平和記念公園、原爆ドームがある中、歴史に触れていただいて平和について考えてもらいたい」