5000円を500円に値下げも…衝撃価格の掘り出し物 静岡・三島市がメルカリ出品(前) /ニュースの現場
メルカリで販売したこの3カ月でおよそ2トンの粗大ごみを削減。売り上げはおよそ20万円でそのお金は、ごみ処理費用にあてられます。
販売できないモノも…
ではどのようにして、品物を選別しているのでしょうか? 粗大ごみの中から使えそうなものをピックアップし、傷がどれだけついているかなどくまなく調べます。
こちらが候補となる品物で、こちらは出品できない物。その中には自転車もありました。 伊地アナ「状態の良い自転車、使えそうな家電製品、扇風機とか健康器具とかもダメなんですか」 山添さん:「自転車は私たちだけでは整備ができない。それなので、購入者の安全を担保できないということで販売していない。家電については、機能がたくさんあって、本当に長く使えるのか分からないので、いまは出していない」
整備が必要な自転車のほか、靴やバッグなどのブランド品は本物なのか鑑定ができないため、出品していません。 ごみの処理が本業の職員たち。通常の業務に支障をきたさないことを前提でショップを運営しています。
購入者は…
購入者「意外と来てます。これまで5点ぐらい買いました。沼津なんですが、妻がメルカリをやっていて、三島市が出品されているのを見て、『ごみを減らそうとしているのはすごい』と、三島市のショップページを登録して、出品すると新しく(通知が)来る。それでほしいのが出ると休みの日に取りに行く。新品なんですよね、これ。カラーボックス500円」
元々は1300円で売られているカラーボックス。1人暮らしを始める娘さんのために購入したそうです。家族のために頑張ってとりにきたんですね。
三島市在住の女性も利用者の1人。 利用者の女性:「3点購入した」 スタッフ「いろいろな物が乗っている」 利用者の女性:「集めているポケモンを並べるのが目的で」 小物入れとしても重宝されているそうですが、気になるお値段は? 利用者の女性:「こちらの棚が500円。こちらの飾り棚も500円、こちらは最初5000円だったのが、値引きされて500円になったので購入した」
清掃センターの倉庫には広さに限りがあるため、早く売れるよう、積極的に値下げしているそうです。 一度使った物を再利用するリユース品。 スタッフ「よくリユース品を購入する?」 利用者の女性:「ほとんどリユースの物ばかり。今着ている洋服もほぼ古着、乗っている車も中古車」 スタッフ「リユース品に抵抗は?」 利用者の女性:「全くないリユース品を買って“命を蘇らせる”」