米メタのファクトチェック廃止、コミュニティノート導入でユーザーが離れることをザッカーバーグは容認(海外)
マーク・ザッカーバーグがアメリカでのファクトチェック廃止後、ユーザー離れを懸念する声に反論した。 メタは、第三者によるファクトチェックをXのようなクラウドソーシングによるコミュニティノート・システムに置き換える予定だ。 ザッカーバーグは、コミュニティノートがユーザー体験を向上させ、新規ユーザーを惹きつけると確信していると述べた。 マーク・ザッカーバーグ(Mark Zuckerberg)は、アメリカでのファクトチェックプログラムを終了するというメタ(Meta)の決定を受けて、ユーザーがメタのプラットフォームを去るのではないかという懸念を否定し、そのような離脱は「美徳シグナリング(virtue signaling:徳を誇示する行為)」に過ぎないと述べた。 スレッズ(Threads)で、メタの影響力を批判し、人々がプラットフォームに追い詰められていると感じていると示唆する投稿に対するリプライで、ザッカーバーグは「いいえ、私はこれらの変更が実際に我々のプラットフォームをより良くしてくれると期待している」と反応した。 コミュニティノートはファクトチェックよりも効果的だと思う。誤ってアカウントが凍結されてしまう人の数を減らすのは良いことだ。人々は街のトピックについて議論したり、政治的に主流となる議論をしたりしたいと思っている。一部の人々は、徳を示そうとして我々のプラットフォームを去るかもしれないが、大半の人々や多くの新規ユーザーは、これらの変更により製品が改善されたと感じるだろう。 フォロワーの253人を持ち、プロフィールによると「スピリチュアル・ディレクター」で著述家でもあるメアリー-フランシス・マキチェン(Mary-Frances Makichen)の投稿へのザッカーバーグの返答は、メタがサードパーティによるファクトチェックのパートナーシップを、Xが使用しているものと同様のクラウドソーシングによるコミュニティノート・システムに置き換えると発表した翌日に行われた。 象徴的な理由によるソーシャルメディアプラットフォームからの大量離脱は、前例のないことではない。 アメリカの選挙当日、オーナーのイーロン・マスク(Elon Musk)がトランプ陣営との関係を深めていることに抗議して、25万人以上のXユーザーがアカウントを削除した。 しかし、ザッカーバーグは動じることなく、コミュニティノートがメタのユーザー体験を向上させ、ユーザーを遠ざけるのではなく、新たなオーディエンスを惹きつけることに賭けているようだ。
Pranav Dixit