１回１死、死球を受ける浅野翔吾（カメラ・相川　和寛）

◆ＪＥＲＡ　セ・リーグ　ヤクルト―巨人（２７日・神宮） 　球宴明け１勝３敗と苦しんでいる山崎伊織投手が、前回のヤクルト戦ＫＯの雪辱と、今季９勝目を目指して先発。巨人が１回に３点を先制した。 　１死から「２番・右翼」でスタメン出場の浅野翔吾外野手が、ヤクルトの先発・吉村貢司郎投手から左手首近くに死球。腕を抱えてうずくまり、球場は一時騒然となったが、顔をゆがめながら一塁へ。 　続くモンテス内野手は、左中間を破る二塁打。「甘い球をミスショットせずに捉えることができた。先制することが出来て良かったです」という助っ人の一打に、死球を受けたばかりの浅野が全力疾走でダイヤモンドを駆け抜け１点。岡本和真内野手も左翼線二塁打で続き、２点目。さらに、２死から６番に入る吉川尚輝内野手が中前タイムリーを放ち、３点目を奪った。 　ちなみに、高卒２年目の浅野にとって、これがプロ初死球。抜けた直球だったが、８月はここまで打率４割＆２本塁打と打線の起爆剤の大活躍を見せているだけに、今後は厳しい内角攻めも増えそうだ。 　岡本選手「いい当たりではなかったけれど、次につなげられて良かったです」 　吉川選手「みんながつないでくれたチャンスで打つことができて良かったです」