新幹線でオジサン集団の“酒宴”にゲンナリ…「迷惑客」と乗り合わせるも、乗務員が見つからない場合の“対処法”
迷惑客と遭遇も…乗務員が見つからない場合は?
新幹線内では飲酒の有無にかかわらず、大声で話す、前の座席を蹴る、隣の席の他人にしつこく話しかける、予約制の特大荷物スペース(東海道・山陽・九州・西九州新幹線のサービス)に勝手に荷物を置く……など、さまざまな迷惑行為のエピソードを聞く。 もちろん、マナーを守って乗車している人が大半だろうが、こうした“迷惑客”がいた場合、JR東海では次のように対応しているという。 「車内では、他のお客さまにご迷惑をおかけすることのないように、マナー面でのご協力をお願いしております。また、他のお客さまのご迷惑となるような行為を認めた際はお声がけさせていただくなど、快適な車内環境づくりに努めているところです。車内で何かございましたら、車内を巡回しております乗務員や警備員、パーサーまでお申し付けください」(JR 東海・広報担当者) とはいえ、車両数の多い新幹線。車内を巡回している乗務員や警備員、パーサーをすぐに見つけられない場合もあるだろう。スムーズに相談する術はあるのだろうか。 「前述のように、車内では、乗務員や警備員、パーサーが巡回し、他のお客さまのご迷惑となるような行為を認めた際は必要に応じてお声がけをしております。乗務員に御用の際には、巡回中にお声がけいただくか、8号車乗務員室までお越しください。乗務員が見つけられない場合で車内トラブル等、いち早く連絡する必要がある際は、客室(緊急)通報装置にてお知らせください」(同前) なお客室(緊急)通報装置について、東海道新幹線の場合、2020年7月にデビューしたN700S系では全客室の前後に設置されている(N700A系は一部、N700系は設置なし)。 東海道新幹線に限らず、新幹線を運行する他のJR各社も通報装置の設置を進めている。また乗務員室の位置は車両によって異なるため、乗車時にその所在を確かめておくことも、万が一の場合の備えとなるだろう。
弁護士JP編集部