兄弟がいると、リビング学習は難しい? 4児のママが実践して「一番効果的だった方法」とは
そんな、お勉強がしたい!と、やる気に満ち溢れる小さな子を、邪魔しないように、見えないように離してしまうのは、なんだかもったいない気がしませんか? それならいっそのこと、一緒に座って取り組む時間にすることが、長い目で見たら、親も子も楽になる、一番の近道なのかもしれません。 今では、年長、小1、小3の息子たちは、宿題の他におうち学習として、その日にやるタスクがそれぞれ決まっているのですが、取り組む時間は特に決めておらず、1日の間にすべて出来れば、いつやるかは自分で決めて良いことにしています。 最初のうちは、先に遊んでから取り組むこともありましたが、終わってしまってから、みんなでゆっくりと遊びたいと。一人が机に向かうと、一緒に遊びたい他の子も机に向かう。そんな流れが自然と出来ていきました。
兄弟で効率よくリビング学習をするための工夫
現在の我が家の生活では、小学生の長男の帰宅時間が未就学児の二人が保育園から帰宅するよりも早いため、宿題だけは静かな環境で集中してできる時間が確保できていることも、もしかすると大きなポイントなのかもしれません。帰宅時間の違いをうまく使って、学校から帰ってすぐに宿題を済ませてから遊びに行くという流れができているのです。 絶対に兄弟が一緒に、というわけではなく、どうしても一人で集中したい。 この学習には、ゆっくりと付き添って、親のフォローが必要。 そんな時は、下の兄弟とお風呂時間を別にして、他の子が入っている間に集中してやるようにしたり。 リビング学習とはいえ、一人の時間の確保も、大切だと考えています。 夫との役割分担が必要ではありますが、我が家の場合には、一緒に勉強することが親の押し付けにならないよう、その時の子どもの状況を観察したり、子ども本人にも聞きながら、柔軟に対応するよう心がけています。 みんなで同じ時間に取り組むのは、基本的には、宿題以外のおうち学習。 だいたい一番、量の多い小学校3年生の長男が最後に終わるのですが、 ・子どもたち全員が終わるまでは、テレビや音楽はつけないこと ・ダイニングテーブルの周りで遊んだり、鬼ごっこなどの騒いでしまう遊びはしないこと という約束を、兄弟の決まり事としています。 なので、自分のやることが終わると、各々で絵本を読んだり、それぞれブロックなどの好きな玩具で遊んだりしています。 すでに慣れている小学生の子ども達は、もう、他の兄弟が遊んでいても特に気にならないようです。 また、他の家族がまだ夕食を食べている場合には、子ども達のスペースにある、家族共用のキッズデスクで取り組めるようにもしています。
【Profile】にこはな(@nicohana.ouchi)
にこはな 1歳、5歳、6歳、9歳の4児の母。産婦人科/NICU/小児科で看護師として勤務。ダウン症のある次男を出産後に退職。現在は保育園や障がい者福祉施設、放課後デイなどをまわり支援する看護師として勤務する傍ら、モンテッソーリ教師資格取得に向け勉強中。ベビーマッサージ/ヨガレッチ教室講師。小児専門理学療法士の夫と共に、運動×モンテッソーリを取り入れた療育×健常児も交われるような施設を開く夢の実現のために活動中。 Instagram:@nicohana.ouchi