「あら川の桃」を使ったスイーツ商品「もももこ」と「しましまドルチェ あら川の桃パンナコッタ」

　和歌山県産のブランド桃「あら川の桃」を使ったスイーツ商品「もももこ」「しましまドルチェ あら川の桃パンナコッタ」の販売が8月6日、近畿2府4県の「セブンーイレブン」2789店舗で始まった。（和歌山経済新聞） 【写真】GIマークの付いた「もももこ」のパッケージ 　紀の川市ではこれまで、産品の認知度向上と販路開拓を目的に企業と農産物を使った商品販売に取り組み、企業が地元産のモモやハッサクを扱ったスイーツを商品化する事業に協力してきた。 　「あら川の桃」は2023年7月20日に農林水産省の「地理的表示（GI）保護制度」に登録された。同制度は、生産地域と結びついた特色のある産品の名称を知的財産として、その生産地、品質等の基準と共に、国が登録・保護する制度。モモの登録は第1号。両商品のパッケージにGIのロゴマークを表示し、消費者に産地を示す。 　「もももこ」（194円）はシュー生地に桃のソースとヨーグルトホイップを詰めた商品。「しましまドルチェ」（291円）は桃のピューレを使ったモモゼリーとモモソース、パンナコッタを層にした。 　紀の川市農林商工部農業振興課の和泉真人さんは「『もももこ』は昨年の販売時はミルクムースだったが、今回はヨーグルトホイップにリニューアルした。どちらのスイーツもモモの風味を直接感じられる」と話す。「紀の川市は、西日本一の生産量を誇るモモの産地。近年、認知が広まり、モモを買い求める人も増加傾向にある。この機会に味わってほしい」とも。