PK戦にも備え、3位を掴み取ったシュライカー大阪・高橋優介監督「運の要素もあるが、いい面が出た」【Fリーグオーシャンカップ2024|記者会見/大阪vs立川】
5月19日、名古屋金城ふ頭アリーナにてFリーグオーシャンカップ2024の3位決定戦が行われ、シュライカー大阪と立川アスレティックFCが対戦。大阪は3-3のPK戦で勝利した。 試合を終え、高橋優介監督と加藤未渚実が記者会見に出席した。
勝つためにPK戦で勝負したいと考えていました
●シュライカー大阪|高橋優介監督 ──今日の試合を振り返って。 まずは会場に来ていただいた方、FリーグTVで見ていただいた方、大会を運営していただいた方、僕らは5試合戦わせていただいたので、みなさんに感謝したいです。 試合に関しては、3回リードして勝ち切れなかったのが今の僕らの課題です。リードを広げる、あるいはキープする、そういう試合運びの課題が出たのかなと思います。 PK戦は運の要素もありますが、PKの練習もしていたので、良い面が出たのかなと思います。3位という結果は素直にうれしいです。 ──3位という結果を受けて、リーグ戦で高めていきたいことは? 昨日も話したのですが、まず僕は大阪に慣れていないと思っているので、そこにアジャストしなければいけないなと。まだまだ昨年までの蓄積で戦えているところが大きいので、自分が持っているものと、大阪がすでに持っているものを噛み合わせていくというか、うまくやっていかなければいけないと感じました。 若手が引っ張る日もあれば、今日みたいにベテラン……ベテランと言っちゃいけないんですけど、加藤未渚実や加藤翼など主力として活躍していた選手たちが試合を動かしてくれる時もあります。チームの中での競争は活発になっていて、そこを持った状態でリーグ戦に入れるのは非常に大きいです。 今大会は登録メンバーに入っていなかった選手もいますが、そういう選手も含めて、全員で競争力を持ってチーム内で戦いながら、リーグ戦でも戦っていきたいです。 ──立川のサバス監督がオーシャンカップの試合日程は怪我をするリスクが高いという話をしていました。大阪は1回戦から5試合と、全チームで最も多くの試合を行いましたが、どのように感じましたか。 2点あると思っています。1つ目は現状でも怪我をした選手、怪我をしながらも我慢して出ている選手もいる。リーグにどう影響するのかというのはあります。1週間で5試合というのはハードだったので、もう少し余裕を持って戦えたらありがたいというのはあります。 2つ目は、短期間で5試合続けてやれるのは、すごくプラスにはなります。主力7、8人だけでは戦いきれないので、変な言い方ですけど、若い選手も出すしかない。僕らとしては若い選手のプレータイムをつくれたので、大阪にとって、このレギュレーションはプラスになります。 あと、もう一つは、僕にとっては長い時間を過ごすことで、チームのになれる時間ができたのはありがたかったです。オーシャンカップだけで見れば3位ですが、ここからリーグ戦がどうなるかはまた別の話になってくると思います。 ──PK戦に向けて、どんな準備をしてきましたか? PKはあまり練習していないので。オーシャンカップと全日本選手権というカップ戦の前がメインになります。 うちは関口(優志)も樋口(就大)もPKを止めるので、そこはPK戦でも落ち着いていたと思います。(コーチだった)名古屋の時も(名古屋に所属していた)関口にはすごい助けられたので。延長戦で同点の状況で「なんでパワープレーしないの?」と思ったかもしれませんが、私の中では勝つためにPK戦で勝負したいと考えていました。