「映画館にマクド持ち込んでるのバケモンだろ、臭ぇよ」イオンシネマが“持ち込み禁止”にルール改正 銀だこ、ケンタッキーなど劇場内の“ニオい”が問題に?
イオンシネマがルール改正をした理由
今回、イオンシネマに飲食物持ち込み禁止にした理由を問い合わせたところ、イオンエンターテイメント広報より以下のような回答があった。 「イオンシネマで購⼊された飲⾷物以外のにおいや⾳が劇場内では他のお客さまのご迷惑になる場合があり、一部のお客さまからご意見もあったため、以前から検討を重ねてまいりましたが、この度お持ち込みをご遠慮いただくこととなりました」 まさに、ネット上で言われていたさまざまな問題について、ついに公式が動いたというかたちだ。 映画館で静かにスタバを楽しんでいた人にとっては残念だが、ルールでは問題ないからといって、マナー違反者が続出すれば、ルールそのものを変えざるを得ない。 だがこの映画館の鑑賞マナーをめぐっては、さらに難しい問題が存在している。いくらルールで持ち込み禁止にしたからといって、持ち込みがなくなるわけでもないのだ。 TOHOシネマズや109シネマズでは以前より、館内で購入した飲食物以外の持ち込みを禁止にしていたが、バッグに忍ばせるなどして映画館に持ち込んでいた人がいるとの目撃談が今現在も相次いでいる。 しかしだからといって、映画館に入る客のバッグを確認し、いちいち持ち物検査をしていたらキリがないうえ、たとえ堂々とお菓子を持ち込んでいる人がいたとしても、「映画館で食べる気はない」と言われてしまえば、スタッフがどうすることもできない。 もちろん、本当に館内で食べる気はなく、お菓子や飲み物を持ち歩いている人もいるだろう。 もし飲食物を持ち込みしている人を目撃した際、イオンシネマは今後、どのような対応をとる予定なのかを聞くと、「個々のお客さまの事情もございますので、ご事情をお伺いのうえ、当館では持込ご遠慮の協⼒をお願いしている旨をお伝えいたします」とのことだった。
109シネマズが行なっている持ち込み客への対応
また、すでに持ち込み禁止となっている109シネマズにも同様の件について質問すると、株式会社東急レクリエーションの担当者から 「持ち込みを目撃した場合は、お客様へお声掛けの上、ロビーでご飲食頂く、またはシアター内ではカバンにしまって頂くようにお願いしています(薬を飲むためなどの場合を除く)。お声掛けやお願いの仕方などで、ご不快に感じられないように注意しています」との回答があった。 飲食物の持ち込みだけではなく、上映中のスマホの操作、友達同士のおしゃべり、前の席を蹴るなどなど、映画館では様々なバッドマナーがあり、実際に嫌な思いをした人が多い。 今回のイオンシネマのルール改正で、映画館がより快適な空間になってくれることを期待したい。 取材・文/集英社オンライン編集部
集英社オンライン編集部