「乾杯!」小学校に屋台がやってきた 北九州市では大学生が「ぬか炊き」の調理実習 地元の食文化を若い世代に 福岡
ぬか炊きは、江戸時代から伝わるとされる伝統料理です。サバやイワシなどの青魚を米ぬかを発酵させた「ぬかみそ」で炊いたもので、北九州を代表する「おふくろの味」として親しまれていますが…。 ■学生 「あまり食べることがないです。」 「ぬか床は知っているが、ぬか炊きは初めて知ってびっくりしました。」 北九州市の調査によると、20代・30代でぬか炊きを食べている人は年々、少なくなってきています。そこで、北九州を代表する食文化、ぬか炊きを後世に残したいと、学生たちにぬか炊きの魅力や作り方を伝える場を設けました。 ■北九州小倉 糠床糠炊き研究会・木村洋 会長 「焦がさないようにね。」 おいしいぬか炊きを作るポイントは、焦がさないように煮汁を凝縮させることだといいます。学生たちは、自分たちが調理したぬか炊きを試食しました。 ■学生 「めっちゃおいしいです。」 「食べにくい味と思っていたので、思ったよりおいしかった。」 北九州市は今後、市外でも、ぬか炊きをPRするイベントを開催するなど、独自の食文化を発信していきたいとしています。