イエスと言わせる「言葉のレシピ」 佐々木圭一さんに聞く
THE PAGE
人を動かす強い言葉は誰でも身につけることができるのでしょうか? 相手に「イエス」と言ってもらえるコミュニケーションの方法やその考え方について、『伝え方が9割 2』の著者でコピーライターの佐々木圭一さんに話をうかがいました。以下、動画インタビューの書き起こしです。(ダイヤモンド・オンライン×THE PAGE共同企画)
『伝え方が9割 2』前作との違いは?
── 佐々木さん、今日はありがとうございます。 佐々木:ありがとうございます。楽しみにしてました。 ── ありがとうございます。2年前に『伝え方が9割』という本を出されて、今年4月23日、2冊目に『伝え方が9割 2』ですね。これをお出しになるということで、シリーズ75万部突破。 佐々木:はい。 ── これ、すごいことだと思うんですけれども、どういうふうに、1冊目と2冊目が異なっているのか。まず、その書籍の紹介からお願いしてよろしいですか。 佐々木:はい。まず、『伝えか方が9割』の1のほうでいうと、もともと僕自身がコピーライターになって、でも本当にコピーライターっていうと伝え方のプロの仕事だと思うんですけど、全然それができなくて、すごい落ちこぼれの状態から、ある伝え方の法則みたいなのを見つけて、で、例えば賞をいただいたり、例えば本を出させていただいたりみたいな、そういう人生が激変したそのときのそのプロセスと、どうやってやったらその技術というものがつくれるのかということを公開したっていうのが1のほうです。 2については、出版したタイミングで僕自身もう、それで書き切ったって思ってたんですね。もう、全部自分自身の持ってるものを全部そこに入れ込んだので。だけど、そのあとに講演を150回ぐらい呼んでいただいて、その中でいくつか同じ質問を受けることがあって、例えば、この本があればその場で強い言葉っていうのをつくることができるんだけど、例えば対面で話しててそれを使おうと思ったらすごく難しいんです。どうすればいいんですか、っていう質問だったり、あとは講演を受けたあとに、内容は同じなのに、講演を受けたあとのほうが学びがすごい多いですね、みたいな話を受けて、ああ、これはどういうことかなっていうふうに思ったんですよね。 それこそ、講演を受けたあとのような学びの深さっていうものをどうやったら再現できるかなっていうことと、あと、より自分自身、本当に身に付けて、例えば対面でも話してるときにすぐ使えるようにするにはどうすればいいかなっていうことを、そういうことこそ、読者の方が知りたいんだろうなっていうふうに思って、それをまとめさせていただいたのが2となってるんですよね。