ウインブルドン初戦に挑む西岡良仁が意気込み「いかにプレッシャーをかけるかが鍵」、ダニエル太郎は「ミスしてもいいから打ち続ける」<SMASH>
2024年シーズン、3つ目のテニス四大大会「ウインブルドン」(7月1日~14日/イギリス・ロンドン/グラスコート)が本日開幕! 日本からは錦織圭、西岡良仁、ダニエル太郎、大坂なおみ、内島萌夏、日比野菜緒の6名がシングルス本戦に出場する。連日現地から生中継するWOWOWでは、戦いを前にした日本選手たち6名にインタビューを行なった。 【画像】西岡良仁ほか、全仏オープン男子シングルスに出場した日本人選手たち ここでは前哨戦の「ロスシー国際」(イギリス・イーストボーン/ATP250)でベスト8に進出した西岡(世界ランク90位)と、日本男子トップランカーのダニエル(同84位)の声を紹介しよう。西岡は過去の対戦で1勝1敗としているヌーノ・ボルジェス(ポルトガル/同50位)と対戦。ダニエルは第11シードのステファノス・チチパス(ギリシャ/同11位)に挑む。 ―――◆―――◆――― 【西岡良仁インタビュー】 Q:ここまでの仕上がりや手応えはいかがですか? 西岡:今回は芝に関しては自信がなくて、全仏が終わってから準備期間もあまりありませんでした。日本のハードコートで数日練習をして、芝は2日だけ練習をして、(前哨戦のATP250)イーストボーンの予選に臨むという形でした。 時間のない中での調整でしたけれど、全仏が終わってからフォアハンドのグリップを薄めにして、フラット系のショットをうまく打てるようにしていったのが良かったです。早いコートへの対応ということが結果につながっていると思います。 Q:初戦で対戦するボルジェス選手の印象はいかがですか? 西岡:今年の対戦成績は1勝1敗で、ハードで勝ってクレーで負けました。3戦目が芝ということで3つ目のサーフェスなので、本当に楽しみです。僕が全豪オープンの速いサーフェスでも勝っているので、彼からすると芝がベストなサーフェスではないのかなと思いますが、速いサーフェスでも対応できそうなテニスをしています。 どちらかというとフラット系でバックハンドでも中に入ってくる選手なので、ラリー戦でかなり長い試合になるのではないかと思っていますが、そんなに厳しい相手ではないので、タフですが勝てるチャンスはあると思っています。 Q:芝での戦い方や対策していることを教えてください。 西岡:まずは動きにくいというところと、リターンの重要性が高くて、僕みたいにサービスが良くない選手でも芝がプラスに働く部分もあるので、自分の得意なリターンで押し付けていける場面は多いと思います。相手からするとファーストサービスが重要で、セカンドになると僕がリターンから攻めて、相手にプレッシャーをかけていけるので、イーストボーンでも5試合戦ってみてそういうパターンが多かったです。 今回の1回戦の相手(ボルジェス)はビックサーバーではないので、いかに自分のサービスゲームを気持ちよくプレーして、相手のサービスゲームにプレッシャーをかけるかが勝敗を分ける鍵になってくると思います。