「防災サバイバル」「ドクターヘリの秘密」…能登地震1年、防災考える児童書展
富山・砺波図書館で120冊
能登半島地震から1年となるのを前に、子どもたちに防災に関心を持ってもらう児童向けの企画展示「いのちを守る~災害を考える本~」が、20日から、富山県砺波市幸町の市立砺波図書館で始まった。
企画展示されている本は約120冊。普段は別々の場所に置いてあるものをまとめて置き、探しやすくしている。
「防災サバイバル」や「みんなで防災アクション!」といった身を守る方法をやさしく解説したものや、「消防車とハイパーレスキュー」「ドクターヘリの秘密」といった被災地で活動する人たちを取り上げたものなど。中には、「もしももしもの もしもんが、きた!」や「いなむらの火」などの紙芝居作品もある。
本の展示と合わせて、牛乳パックで作ったスプーンや新聞紙製のスリッパなどの実物も並べたほか、災害時に使用する簡易テントと簡易トイレも展示。子どもたちが実際に中に入って体験できるコーナーも設けた。
同図書館の大沢真樹子さんは、「地震から1年となるのに合わせた展示。親子で改めて防災について考えるきっかけにしてほしい」と話した。
企画展示は来年2月下旬まで。簡易トイレなどの展示は同1月22日まで。