300年以上の歴史 平笠裸参り 白装束の女性ら無病息災祈る【岩手・八幡平市】
IAT岩手朝日テレビ
岩手県八幡平市で300年以上続く正月行事「平笠裸参り」が行われ、吹雪の中、白装束の女性たちがおよそ8キロの道のりを歩きました。 平笠裸参りは、1700年ごろ、岩手山の噴火が鎮まるよう祈ったのが起源とされ、八幡平市の無形民俗文化財にも指定されています。 戦争で不在となった男性に代わり女性が担い手となった歴史があり今年は、地元の小学生らおよそ30人が参加しました。 神様に来訪を告げる験竿を手に、参加者たちは、神社や家々を回り無病息災を祈りました。 去年10月に岩手山の噴火警戒レベルが引き上げられたことから参加者たちは、火山活動の沈静化にも祈りを捧げていました。