コメ“品薄感”北海道にもジワリ 米穀店や弁当店に影響広がる…去年の夏の猛暑による不作が原因 コロナ禍からインバウンド回復で外食産業の需要も増加
札幌市中央区の繁華街「ススキノ」で24時間営業のおにぎり専門店「名代にぎりめし」には、海外からの観光客が朝早くから大勢訪れています。 「客の半分以上が外国人観光客。海外からの観光客が増えている印象がある。去年あたりコロナ禍が収まって飛行機の価格などが以前の水準に戻り始めてから、かなり増えていると感じる」(名代にぎりめし 仁田 ひかりさん) こちらの店舗では、コメは今まで通り入荷しているので影響はないといいます。 ただ、全国的にみるとインバウンドが回復したことにより、外食産業のコメ需要が増加。これも、コメの品薄感が強まっている一つの要因だとみられています。
「日本のコメはとてもおいしい。朝食に食べたくて来た。台湾では量販店で日本のコメを買っている。台湾の多くの店が日本のコメを輸入しているので、私はそれを選んで食べている」(台湾からの観光客) コメの需給状況について農林水産省は、「ひっ迫している状況にはなく、普段通りに買い求めてほしい」としています。 また、ホクレン農業協同組合連合会も「政府には100万トンの備蓄米があり、1993年のコメ不足の時とは状況が違う」としています。 7月下旬に九州産の新米が出回り始めれば、状況は改善されるとみられています。
UHB 北海道文化放送
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