インフル長崎県内で倍増…1医療機関当たり、過去最多の82・27人 先月23~29日【8日発表】
長崎県は8日、昨年12月23日から29日の1週間の県内感染症発生動向調査速報を公表した。70の定点医療機関から報告されたインフルエンザの感染者数は7週連続で増加し、前週の約2倍の5759人に上った。1医療機関当たり82・27人で、現行の調査方法になった1999年以降で最も多くなった。 地区別の1医療機関当たりでは、県北が最も多く144・00人。次いで県央115・55人、県南88・13人、佐世保87・91人、長崎82・24人。上五島と五島を除く8地区で警報レベルの30・0人を上回った。 年代別では、10歳未満が最多の41・4%。次いで10代24・8%、40代8・5%だった。 県は昨年12月26日、インフルエンザ流行警報を発表していた。県感染症情報センターは「多くの学校で新学期を迎え、学校での感染拡大が懸念される」として、手指消毒やマスクの適切な着用、換気などの感染対策を呼びかけている。 新型コロナウイルスは8週連続で増加。70の定点医療機関で前週より204人多い529人の感染者が報告された。年代別では80代以上が18%で最多。次いで70代15%、40代12%など。1医療機関当たりは7・56人だった。