福島三羽烏に思いはせ 「あぶくま川」音源化記念ミニコンサート 古関裕而記念館(福島市)
福島県福島市出身の作曲家古関裕而さんと作詞家野村俊夫さんが、親交の深かった本宮市出身の歌手伊藤久男さんに贈った曲「あぶくま川」の音源化を記念したミニコンサートは20日、福島市古関裕而記念館で開かれた。 本宮市の荒井混声合唱団の団員ら14人が出演した。約30人の観客を前に「あぶくま川」をはじめ、古関さん作曲の作品約10曲を歌い上げた。 「あぶくま川」は1963(昭和38)年、伊藤さんの歌手生活30周年を記念し本宮市で開かれた音楽会にあわせて作られた。2019(令和元)年に「伊藤久男モニュメント建立実行委員会」のメンバーが市内の伊藤さんの生家で写真などを整理していたところ楽譜が見つかり、「福島三羽烏(がらす)」を改めて顕彰しようと音源化した。 「あぶくま川」のCDは同実行委が1枚千円で頒布している。