日本株、いよいよやってくる「パリ五輪」で注目度急上昇の「プロ厳選・スポーツ関連企業5選」を実名紹介
2024年夏に迫るパリ五輪開催が目前に迫っている。各競技で日本代表選手が続々と決まり、予選大会も白熱化している。スポーツへの関心が高まるなか、関連市場全体への波及効果も期待したいところだ。 【マンガ】「長者番付1位」になった「会社員」の「スゴすぎる投資術」の全容 五輪開催による日本選手の活躍によって、国民のスポーツ参加率向上を促進する可能性も高い。実際、過去に開催された五輪でも、開催の前後でスポーツ人口が増加した事例は多い。スポーツ用品メーカーやスポーツ施設運営企業、スポーツウェアメーカー、スポーツ飲料メーカーなど、幅広い業種にも恩恵をもたらす。 日本の消費市場スポーツ市場は、人口減少などを背景に縮小傾向にあると考えられがちだが、アクティブシニアが増えたことで、高齢者向けのスポーツサービスも急拡大している。2015年にスポーツ庁が設立されて以来、日本のスポーツ産業の市場規模は急拡大したとはいえ、欧米に比べればまだ発展途上の段階だ。 世界的にもスポーツによる健康増進を推奨しているケースは多く、パリ五輪を契機にスポーツ関連の企業に関心が高まる期待もあるだろう。パリ五輪を契機にスポーツ関連の企業に注目度が高まる期待があろう。
エイベックス(7860)
■株価(5月10日時点終値)1217円 スポーツとエンタメの融合の象徴として注目度を高めているのが、夏のパリ五輪で新たな種目として採用されたブレイキン(ブレイクダンス)だ。特にZ世代からのダンスへの関心度は高く、部活動においてはバスケ部や野球部から花形の座を奪いつつある。いまやエンタメだけでなく、スポーツとしても定着している。 残念ながら28年ロサンゼルス五輪での競技からは外れてしまったが、パリ五輪を契機にダンスへの注目度はさらにヒートアップする期待は大きい。日本勢は男女ともにメ強豪国だ。エイベックスは、ダンススクール「SOULANDMOTION」やプロダンスチーム「avexROYALBRATS」など、ブレイキンに関連する事業を積極的に展開している。 ダンサーの育成やプロモーションにも注力してきたことで築いた強力なアーティストIP(知的財産)は、ブレイキン人気が高まることで音楽業界の再編においても中心的な存在となるだろう。「ファンクラブ」、「グッズ販売」、「配信」、「EC」など様々なマネタイズの展開が見込めそうだ。