「生活保護」って実家に連絡は行きますか? 絶縁状態なので頼りたくないのですが、扶養照会なしで申請したいです…
扶養照会の有無は実情を踏まえて決定
扶養照会は、申請者に扶養義務者との関係性などを聞いてから行われます。長期にわたって交流が途絶えている場合も、援助を見込めないとの判断により、実施は見送られるかもしれません。一口に絶縁状態といっても程度はさまざまで、双方の実情が判断のポイントになります。 例えば、10年以上も互いを憎んで音信不通のケースもあれば、少し前から疎遠ではあるものの、扶養義務者は歩み寄ろうとしているケースもあるでしょう。前者と後者では援助してもらえる可能性が大きく異なります。 よって、申請者が絶縁状態の実家を頼りたくないと主張した場合、担当職員は実情を十分に聞き取らなければなりません。いずれにせよ、扶養照会の有無を自分で判断するのはむずかしいため、まずは福祉事務所に相談してみることが大切です。
生活保護の扶養照会が心配なら相談してみよう!
扶養照会を避けたくて、生活保護の申請をためらう人もいます。必ずしも扶養義務者に連絡されるとは限らないため、それだけを理由にあきらめるのは早計です。受給要件を満たしているのか確認するためにも、福祉事務所への相談を検討しましょう。相談の準備として、扶養照会の仕組みや方針をこの機会に理解しておくのが得策です。 出典 厚生労働省 生活保護制度 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部