高知県南国市生まれで日本国籍を持つパレスチナの男性が1月8日、高知に帰ってきました。今後は日本語を学びながら、パレスチナ自治区ガザで暮らす家族の避難を模索します。 8日に高知龍馬空港に姿を現したのは、モハメド・アルダフディーさん23歳です。モハメドさんは2002年、父・ジアードさんが現在の高知大学医学部に留学中に生まれ、日本国籍を取得しています。去年4月には、イスラエルの攻撃が続くパレスチナ自治区ガザで避難所生活を続けるモハメドさんの両親やきょうだいを高知に避難させることができないかと、県に支援を求めていました。 去年12月にUAEの大学を卒業したモハメドさんは、支援者の協力もあって帰国したもので、高知に生活基盤を作り家族を迎える方策を考えることにしています。 モハメドさんの家族が出国できるかどうかはまだ不透明ですが、当面は日本語を学びながら日本と中東を結ぶ仕事に就くことを目指します。