メーガン妃、「プリンセス・ヘンリー」に? 王室が爵位を剥奪しない理由を専門家が分析
王室を離脱して以来、度々持ち上がるヘンリー王子とメーガン妃の爵位問題。サセックス公爵、公爵夫人という爵位を取り上げるべきだと主張するマスコミやイギリス国民は多い。それでも王室が2人の爵位をそのままにしているのには理由があったよう。 【写真】メーガン妃の勝負ドレス選びはなぜ炎上する? ダイアナ元妃と比較
爵位問題については最近も王室専門家のトム・クインが新聞「ミラー」に証言、「チャールズ国王とウィリアム皇太子は2人から爵位を剥奪することを随分前から話し合っている」と語っていた。しかし王室に関する雑誌『マジェスティマガジン』の編集長を務めるイングリッド・セワードは王室が王子と妃から爵位を奪うことはないだろうと語っている。
「称号に関して近い将来、何か動きが起きるとは思わない。なぜならサセックス公爵という称号を2人から取ったら、ヘンリー王子はヘンリー王子のままだが、メーガンはプリンセス・ヘンリーと呼ばれるようになるからだ」。ヘンリー王子の名前はプリンス・ヘンリー・チャールズ・アルバート・デヴィッド。王室のルールではプリンセスは夫の名前を名乗ることになっている。例えばキャサリン皇太子妃はプリンセス・ウィリアムになるが、皇太子がプリンス・オブ・ウェールズなのでプリンセス・オブ・ウェールズと呼ばれている。「ウェールズ」に当たる部分がないヘンリー王子の場合は「プリンセス・ヘンリー」になるという。
それはややこしいし世界に混乱を与えるとセワード。「不親切で不必要なことだから現状のままにしておくのが最善」と話している。「エリザベス女王は2人に爵位を与え、そのままにしておいた。だからこれからも2人を無視して放っておくことだ。爵位は持たせておけばいい。ロイヤルファミリーや王室はそう考えているのだと思う」。
爵位を与えておけば満足するのだからそのままにしておけ、というのがロイヤルの考えだとセワードは見ている。これまで回顧録やテレビインタビューで王室を激しく非難してきた王子と妃。爵位を取り上げることを決めたら何をするかわからないということのよう。前出のクインも「国王と皇太子は、剥奪したら裏目に出て事態が悪化することを懸念している」と話している。国王と皇太子は「寝た子は起こさない」方向で乗り切るもよう。