サビ&穴のクルマに衝撃! 雨にも暑さにもマケズ…学生が「無料愛車点検」を実施!? 八丈島で行われた日産校の取り組みとは
八丈島で学生達が島民の愛車を無料点検!
2024年10月5日に八丈島で学生達の手による「愛車無料点検」が行われました。 この「愛車無料点検」とは、どのような取り組みなのでしょうか。 【画像】「えっ…!」これは危険!? 驚きの状態の画像を見る!(27枚)
昨今、様々な業界で人材不足が叫ばれてます。それは自動車業界も同様です。 とくに整備士が不足している他、現在の全国における整備士の平均年齢は約47歳と若い人材が少ないと言います。 一般的に整備士になるには、自動車整備士の資格を取るための学校に入学することになります。 こうした自動車専門学校は全国に多く存在しますが、入学希望者が年々減り続けていると言います。 今回八丈島で「愛車無料点検」を行った「日産・自動車大学校」もその課題を持っています。 日産・自動車大学校は全国に栃木校、神奈川校、愛知校、京都校、愛媛校を展開。 そんな日産・自動車大学校では「学生を集める施策」のひとつとして、「整備士はかっこいい職業」、「憧れる職業」ということを発信することに。 同時に学生達の知識・経験を蓄える場としての活用という目的もあり、「愛車無料点検」を行うことになったようです。 また前日の4日には、八丈島にある八丈高校&富士中学校の生徒に対して、日産・自動車大学校の学生達による「整備士とは」というプレゼン&交流会も開かれ、さらに若い世代にも「整備士の魅力」を発信していました。 そんな今回の「愛車無料点検」に参加した日産の常務執行役員 兼 日本マーケティング&セールス担当、そして日産学園の理事長も務める神田昌明氏は、整備士不足や今回の取り組みについて次のように語りました。 「整備士不足については、2014年、2015年くらいから言われていて、各販売会社と協力をして職場環境のカイゼンなどを色々とやってきました。 さらには『若者の自動車離れ』と言われるなかでも日産・自動車大学校も色々な学生募集の取り組みをしています。 今回の八丈島での取り組みは、学生には学校だけでは学べない部分として島民との接客や、様々なコンディションのクルマに触れることで成長できる機会をつくりたいということでやっています。 また事前に八丈島の役場や整備工場にも相談して、『愛車無料点検』は町役場、そして学生達が指摘した点検内容については島の整備工場に入庫するように促すなど、島の人達と連携した取り組みになっています」