サビ&穴のクルマに衝撃! 雨にも暑さにもマケズ…学生が「無料愛車点検」を実施!? 八丈島で行われた日産校の取り組みとは
今回、舞台となった八丈島は、伊豆諸島に属する東京都の島のひとつ。人口は約7000人となっています。 島には一周できる道路などがあり、クルマがなければ生活が出来ない「車社会」の場所です。 一方でクルマにとっては過酷な場所でもあり、周りが海のための塩害や山道が多いためアップダウンの道で日常的に使われています。 今回の「愛車無料点検」では、そんな島民が日常で使うクルマに「異常がないか」を学生が見ることで、学校や今後の社会(多くはディーラーでの整備)では、あまり見ることの出来ないクルマと触れる場所にもなっています。 また今回の「愛車無料点検」には、国土交通省 物流・自動車局 自動車整備課の担当者も視察に訪れていました。実際に学生達が点検する様子について次のように語っています。 「現在、全国の自動車整備士では『若手がいない』という課題があります。 国土交通省としては『若い人に整備士になってもらう』という部分も重要なことだと思っています。 そうした中で今回のような取り組みはあまり例がありません。 普段、学生達が授業を受ける学校とは異なる場所で実際のクルマを見ることが『どう学生のモチベーションにつながるのか』『その後に繋がっていくのか』というのを見てみたいと思い来ました。 実際の様子を見ると学生達がどんな状況でも真剣に取り組んでいること、島には様々な状態のクルマがあることがわかりました。 今後、国土交通省でもなにか今回のような取り組みを後押し出来ないか検討していきたいと思います」
実際に学生達はどう感じた? 一方で島民の反響は?
今回の「愛車無料点検」は、日産・自動車大学校の2級自動車整備士の資格を持つ学生が以下のような日常点検の内容を確認していきました。 ーーー ・ウインドウ・ウォッシャー液の量 ・タイヤの溝深さ ・ブレーキ液の量 ・ランプ類の点灯・損傷など ・バッテリ液の量 ・パーキングブレーキの引き代 ・冷却水の量 ・ウォッシャーの噴射状態 ・エンジンオイルの量 ・ワイパーの拭き取り状態 ・タイヤ空気圧 ・エンジンのかかり具合・異音 ・タイヤの確認、損傷など ーーー