『恫喝取り調べ』を「見た記憶がないとしか言いようがない」当時の主任検事が証言 大阪地検特捜部のえん罪事件
大阪地検特捜部によるえん罪事件で無罪が確定した不動産会社の元社長が国に賠償を求めている裁判で当時の検事による取り調べについて、「逮捕・起訴前に確認した記憶はない」と証言しました。 プレサンスコーポレーション」の元社長・山岸忍さん(61)は、学校法人の土地取引などをめぐる横領事件に関与したとして、大阪地検特捜部に逮捕・起訴されましたが、3年前(2021年)に無罪が確定し国に賠償を求めています。 18日の裁判には、当時の主任検事が出廷し、部下の検事による恫喝的な取り調べについて、「見た記憶がないとしか言いようがない」などと山岸さんの逮捕・起訴前に確認した記憶はないという証言を繰り返しました。