【フィギュア】宇野昌磨「自分がやりたいことを自分の意志で探す」 友野一希ら仲間にエールも
フィギュアスケート男子の宇野昌磨(26=トヨタ自動車)が11日、地元の名古屋市でアドバイザリー契約を結ぶ「コラントッテ」のイベントに出席し、9日の引退表明後では初めて公の場に姿を現した。今後へ向け「自分がやりたいことを、自分の意志で探していきたい」と決意を込めた。 【写真】世界王者マリニンが引退表明の宇野昌磨をねぎらう 1年前の同イベントでは「新」をテーマに掲げ、今季は表現力の向上に注力。全日本選手権では2年連続6度目の優勝を飾った。3連覇が懸かった世界選手権は4位となったが、今月上旬のアイスショー「プリンスアイスワールド」横浜公演では成長を実感。16-17年シーズンのショートプログラム(SP)曲「ラヴェンダーの咲く庭で」を披露し「自分ってこんなにうまくなれたんだ。ジャンプ以外もやれるようになっていたんだ」と進歩を感じた。今後のテーマは「探」。14日に引退会見を控えており、詳細は避けたが「次に向かっていくことに変わりはない。どんな時も何かしら自分は探していく」と未来へ思いをはせた。 この日は、切磋琢磨(せっさたくま)してきた友野一希ら4人のスケーターも登場。「自分がやりたいスケートをやって、楽しく競技人生を歩んでほしい。協力できることがあれば、全力で支えたい」。宇野らしい言葉で、仲間へエールを送った。【藤塚大輔】