【ミャンマー戦で見えた1トップ・小川航基の可能性(2)】オランダで磨いた“起点になる仕事”で上田綺世と本格競争へ。日本の大黒柱になるのはどちらか
6月6日のミャンマー戦(ヤンゴン)で2ゴールという目に見える結果を残し、代表1トップ争いに堂々と名乗りを挙げた小川航基(NECナイメンヘン)。2017年U―20W杯(韓国)で堂安律(フライブルク)や冨安健洋(アーセナル)らと主力を張っていたことを考えると、ここまで上り詰めるのが遅すぎたくらいだ。 ■【動画】「オランダリーグで11得点を決めてるだけある」と称賛された、日本代表の次なるエースFW候補がW杯予選で決めた「華麗な反転からの2点目」■ 本来であれば、2021年夏の東京五輪の段階でも、小川は上田綺世(フェイエノールト)や前田大然(セルティック)らとFW争いを繰り広げているべき人材だった。当時はジュビロ磐田で長い停滞を余儀なくされたが、今となっては回り道してきたからこそ、本人も危機感を強め、貪欲に高みを目指すようになった。20代後半が彼にとっての一番の成長期なのかもしれない。 実際、伸びたのは得点力だけではない。中村敬斗(スタッド・ランス)にお膳立てした5点目を見ても分かる通り、DFを背負ってしっかり起点を作り、味方に点を取らせるターゲットマンの仕事を進んでやるようになっている。それはオランダ挑戦1年間の大きな成果だと小川自身も胸を張る。 「体を張って、相手をブロックして起点になる仕事は1年間オランダで取り組んできたこと。監督やコーチからはすごく言われてきたし、自分のプレーが出たかなというふうに思う。満足はできないですけど、これから自信を持ってのぞみたいですね」と彼は堂々とした口ぶりを見せていた。
■スロット戦術で揉まれた上田綺世
そのストロングを突き詰めていけば、最終予選で屈強なDF陣が揃うイラクやイランのような相手を対峙しても打開策は見い出せるだろうし、W杯本大会でも前線で競り勝てる可能性が出てくる。小川の存在はそういう意味でも大きいのだ。 とはいえ、現時点での森保ジャパンのエースFW候補筆頭は上田だ。彼は2023年に7点、2024年に入ってからも4ゴールを奪っており、多彩なゴールパターンは誰もが認めるところ。来季からリバプールに赴くアルノ・スロット監督からも「特別な才能がある選手」だと一目置かれていた。 「要求されているところで高いパフォーマンスを見せることがなかなかできなかったし、求められているクオリティの数値にたどり着くために取り組んできたけど、そこにはかなり時間がかかりましたね。スロット監督は素晴らしい指導者だったし、ハイレベルの戦術が合った中で自分が揉まれたからこそ、成長できたとは思います」と上田自身も一皮むけたことを自覚している様子。その凄みを11日の次戦・シリア戦(広島)で示すことができれば、代表での地位はより強固なものになるはずだ。 上田は異なるFWと自分自身を比較することを好まない選手。小川が頭角を現してきたからと言って、ブレることはない。得点やポストプレー、守備、ハードワークなど幅広いスタイルを突き詰めていく姿勢は変わらないはずだ。
【関連記事】
- ■(この記事の前編)【ミャンマー戦で見えた1トップ・小川航基の可能性(1)】代表3戦5発というハイペース。遅れてきた大型FW小川航基は日本に何をもたらすのか……5発中3発に絡む能力
- ■「奥さん美人すぎる」「めちゃくちゃ可愛い」J1川崎MF橘田健人の祝福に駆け付けた「美人妻」にファンざわめく!「奥様めっちゃキレイなお方ですね…!」と注目集まる【人気記事】
- ■「身長差がいい感じ」川口春奈と三笘薫の「肩くっつけショット」が大反響!「え!かわいい!かっこいい!最高」「この絵最強過ぎる」とファン興奮【人気記事】
- ■「奥さん美人すぎる」J2清水DF高橋祐治の「元AKB48メンバー妻」がスタジアム来場で大反響!「Jリーガの奥さん綺麗過ぎてビビるシリーズ」などファン驚き
- ■「ほんまに綺麗すぎる…」「無双の美しさ」アーセナルMFの世界的美人妻の「ユニフォームワンピ姿」が話題に! 「勝利の女神」と称えられた衝撃的投稿