阪神・近本 赤星に並ぶ球団最多!5度目盗塁王“当確”決めた19個目 DeNA・梶原と5差
「DeNA1-3阪神」(3日、横浜スタジアム) 6年目も最後まで全力で駆け抜けた。阪神・近本光司外野手が最終戦もフル出場で1盗塁。赤星憲広に並んで球団最多タイとなる5度目の盗塁王をほぼ手中に収めた。確定すれば、新人から6年連続の打撃部門のタイトル獲得となり、球団史上初の快挙にもなる。 【写真】死球を受けた瞬間、顔を歪める近本 降り注ぐ雨の量がすごい 六回1死から中前打を放つと、中野の初球に19盗塁目となる二盗に成功。残り3試合のDeNA・梶原と5差に広げた。 ただ最多安打には、あと一歩及ばなかった。この試合前まで1位のヤクルト・長岡とは2本差。2四死球もあって5打席で3打数1安打で、21年以来、自身2度目のタイトルを逃した。それでも「今まで最終戦まで(争う)というのはなかったから、それはそれで楽しかったです」と充実感をにじませた。 今季は6月1日・ロッテ戦からプロ初の4番を任され、欠場や先発落ちもあった。だが、8月は自身初の月間MVPを獲得。141試合で打率・285、6本塁打、45打点で、終盤の追い上げに貢献した。「大きなケガもなく、離脱もなくできているというのは、結果どうこうよりまず良かった」。レギュラーシーズンの“完走”を喜びつつ、CSへ気持ちを切り替えた。