ライアン・レイノルズ、ウェズリー・スナイプス版「ブレイド」新作を熱望
ウェズリー・スナイプスが「デッドプール&ウルヴァリン」で吸血鬼ハンター・ブレイド役として約20年ぶりに復帰したことを受けて、主演のライアン・レイノルズが「もっとブレイドを」と新作を訴えている。 レイノルズはInstagramで、スナイプスとの撮影現場での写真を公開。「ウェズリー・スナイプスが登場したときの観客の反応は、劇場で聞いた中で最も熱狂的なものだった」と綴った。「抑えきれない喜びと愛情で人々が叫ぶ声は、まさにレガシーの音だ。もっとブレイドを、お願いします」と、さらなる「ブレイド」作品への期待を表明した。 スナイプスは1998年の「ブレイド」で初めて同役を演じて以来、2002年の「ブレイド2」、04年の「ブレイド:トリニティ」と続編に出演。「トリニティ」ではレイノルズと共演を果たしている。今回の復帰により、「最も長いマーベルキャラクターの実写演技キャリア」と「マーベル映画でのキャラクター再登場の最長間隔」という、ふたつのギネス世界記録を更新した。 一方で、マハーシャラ・アリ主演の「ブレイド」リブート版の開発も進行中だ。19年の発表以来、監督の交代や脚本の書き直しなど難航が続いている。当初23年11月の公開を予定していたが、現在は25年11月7日に延期されている。マーベル・スタジオのケビン・ファイギ社長は「急いでいない」と慎重な姿勢を示している。 ファンの間では、スナイプス版「ブレイド」への愛着が根強く、SNS上では「スナイプスこそがブレイドだ」という声が多く見られる。「デッドプール&ウルヴァリン」でのサプライズ登場は、こうしたファンの熱望に応えるものとなった。 レイノルズの熱烈なエールは、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の新たな可能性を示唆している。スナイプス版「ブレイド」の単独作品実現への期待が高まるなか、MCUがどのようにこの人気キャラクターを活用していくのか、今後の展開が注目される。